将来本を書くためのネタ帳

93年生まれ、現在ITの営業。 将来、自己満足で本を出したい。興味分野は、政治(公共性)/経済/国際協力/美術/ITなど。政治とIT、政治と美術など組み合わせて考えると面白いのでは?

確証バイアスをこえていけ。

前述の通り、私は外資系IT企業の営業である。

世間一般どのIT営業であっても同じかどうかは知らないが、給与体系はインセンティブという成果給制度が敷かれている。

もちろんハードワークではあるが、運と実力さえあれば、とんでもない年収になったりする。

※入社3年目であるが、同期が見せて来た来月の給料は平均年収をはるかに超えるものだった。私はまだその快感を味わえていない。

 

そんなお金をもらえる恵まれた環境ということもあり、私は今年の4-5月にかけて不動産への(実需での)投資を考えた。

そもそも私は住居に対するこだわりは非常に高いので、相当数の新築マンションを検討したがとある3A(赤坂・麻布・青山)の一角の資産性の(おそらく)高いマンションを契約することにした

何冊か本も読みある程度勉強もし、親も説得した

が、最後にはやめた

理由は「ローンの支払いは確かにできるが遊ぶ余裕資金がなくなるから」

 

この結論に至るのは非常に骨がいる作業だった

最初はニュートラルに情報を集めているつもりでも、一度自分のポジションを決めてしまうとそこに都合のよい情報ばかりを集めてしまう

例えば、今回のケースであれば、「新築マンションを買うべき」というポジションに対するメリットと、デメリットに対するカウンター情報だ

一度こうなると私の中で「新築マンションを買うべき」ロジックが完璧に出来上がり他の人からの助言もなかなかきけなくなってしまう。

※今回はとある些細なきっかけでそこから離れることができた

 

こういった自分のポジションにとって都合のいい情報を無意識に集めてしまうことを確証バイアスという

読んでいる方にも、過去を振り返って見たときに思い当たる節があるのではないだろうか。(なければ今もまだ気づいていないだけかもしれない)

これは非常に厄介だが闘わなくてはならない人の性だ

 

では、この確証バイアスとどう戦うか

方法は私は時期によって二つあると考えている

・自身のポジションを決める前に中立的な意見を聞く

・自身のポジションが定まった後に、自分と反対の意見を中心に情報を整理しロジックをつくってみる

地道だがこのような形でたたかうしかないと私は考えた

 

 

 

だが、上記のような内容も結局データに基づいたAIによるレポートがあればそこまで苦戦せず実践できるのではないかとも思っている

例えば私が今企業向けに営業している製品群は分析ツールだが、分析ツールは何をするかというと、「データに基づく知見の発見」に他ならない

データに基づいた場合、中立的も賛成も反対もない。定義された目的に対して、データから客観的に見るとどういうことが言えるか、というだけだ。

心理学で取りざたされるこの確証バイアスの類の話はこういったデータに基づく分析やAIの活用によって容易に解決されていくのではないだろうか。

 

私が最近ハマっている落合陽一さんとホリエモンの対談である「10年後の仕事図鑑」でも仕事と生き方についてがメインで語られていたが、こういった日常の些細なところまでAIは変えていくのではないだろうか。

 

 

 

 

そもそも「ITは世の中を大きく変えていくはずだ」という私の確証バイアスで通した世界で語っているだけの論かもしれないが。