将来本を書くためのネタ帳

93年生まれ、現在ITの営業。 将来、自己満足で本を出したい。興味分野は、政治(公共性)/経済/国際協力/美術/ITなど。政治とIT、政治と美術など組み合わせて考えると面白いのでは?

病院のベットの上の真実

 

私の祖父が入院した

熱中症から肺炎を起こし今では食事もできない状態になってしまった

病院にいくと祖父の骨の形がそのまま浮き出ているのではないかと思うほど、痩せた姿になっていた

今は食べ物を飲み込むことができず点滴で栄養を補給している

 

 

今、家族には選択肢が二つある

・点滴のままリハビリを続け食べ物を飲み込めるようにする

・鼻から胃に直接栄養を取り込めるようにする

後者については実はかなり倫理的な問題として議論になるポイントだが、今回はここについては触れない

私と家族の何人かは基本的に「本人が望む方針に従う」というスタンスだ

祖父が前者をとるなら前者の実現にむけて応援するというスタンスだ

 

だが、上記には問題がある

祖父には感情の起伏があり(軽い認知症の兆候もあるため)祖父が語ったことが「本当に本人の意思」といえるかどうかがわからないのだ

実際に聞くタイミングによって上記の二つの選択肢のどちらを選ぶかは変わる

 

そうすると祖父以外の家族で2つの選択肢を協議しなくてはならないのだ

意見は分かれ、なかなか結論にたどり着かない、それがいまの現状である

私は祖父の件に関しては基本的に母や叔母や伯父の意見が尊重されるべきであり、私は前面にでるべきではないと考え身を引いているため、意思決定には参加していない

 

 

 

いつか私が自分の両親が同じような状況になったときどう判断するのだろうか

このようなこともあったので母親からは現時点での本人の意思を教えてもらったが、それはいつまで有効なものなのだろうか

例えば15年後にも同じ意見をもっているとは言い切れないはずだ

 

テクノロジーはこういった問題を解決してくれるのではないだろうか

その人の行動パターンなどから学習をすすめ、ある時点における選択をその人であればどのくらいの確度でどちらを選ぶのかをきっと見つけてくれるのではないかと私は考えている

病院のベッドの上で眠る祖父の本当の意思も微妙な挙動や入院前の言動から推測できるのではないかと私は考えているのだ