将来本を書くためのネタ帳

93年生まれ、現在ITの営業。 将来、自己満足で本を出したい。興味分野は、政治(公共性)/経済/国際協力/美術/ITなど。政治とIT、政治と美術など組み合わせて考えると面白いのでは?

鎮魂のリゾート地、陽気な観光客

夏季休暇を使ってサイパンに旅行へいった

有数のリゾート地ということで透明度の高い海や大自然が魅力的だった

数々のアウトドアアクティビティの予約を入れて4日間の行程すべてを無事に終えて日本に帰国した

 

私がこの旅行で一つ、どうしても気になったポイントがあった

バイクアドベンチャーというサイクリングツアーの際に「バンザイクリフ」というスポットに連れて行かれた

ツアーの参加者はすべて日本人で家族4人と私たち含む若めの2人組が3組の計12人で、ガイドの現地アメリカ人が2人がいた

 

 

バンザイクリフ」は背景を知らなければ、ただの景色のよい絶景スポットだ

だが、実際にその場に行けば数々の慰霊碑が立っており、日本語での平和祈願の石碑もある

この場がいったいどういう場だったのかは、ある程度は察しがつくはずだ

なのに、驚くほどそういった背景に思いをはせることもなく、皆が一様に陽気にピースサインをして写真をとっていた

異様だった

私以外に誰か違和感を持つ人がいないか探したが、特にいなかった

 

その後アメリカ人ガイドが「It's not time to Banzai Jump!OK??」と陽気な声で軽い感じで冗談を飛ばしていた

周りは皆笑っていた

 

 

 

とてもではないが信じられなかった

場の空気を壊してまで指摘することもないと思い、特に何も言わなかったがもやもやして仕方がないため記事に起こした

 

 

この話に結論やオチはない

ただ、とにかく、信じられなかった話として印象強かったので書き残している

 

私が「きけ わだつみのこえ」などを読んでいたから敏感なだけなのだろうか