君とはもう話したくない。だって、スコアが低いから。
人間関係をつくるとき、あなたは何を考えて人間関係をつくるだろうか
小学校から高校くらいまではとにかく巡り合わせの世界で、一緒のクラス、一緒の部活になった人たちを中心に偶然的な人間関係ができていく
だが、大学を過ぎるとわりと自分の意思が反映された人間関係になっていく
自分の興味のある授業で意外と気が合った人、自分の興味のある且つ空気の合うサークルでの仲のいいメンバー、など恣意的だ
社会人になるとわりとうわべな人間関係が増えるが、それ以外はたいてい基本的に今までの人間関係の中で進んでいくだろう
気があうメンバーと半定期的に遊ぶ、そんなゆるいつながりの人間関係が今の主流なのではないだろうか
だが、そういった気軽な人間関係作りも変わってくるかもしれない
中国の巨大企業アリババは「芝麻信用」という利用者の格付けサービスをAIによって行う
日本における貸付などの信用情報でもJ.scoreというAIの格付けサービスがあるが、意味合いが異なる
なぜなら、見ているデータが異なるからだ
日本で見られているデータは、おそらく、基本的な個人情報データで氏名、年齢、電話番号、年収などといった内容だが
中国の「芝麻信用」の格付けサービスは上記に加えて「対人関係」が乗っかってくる
この「芝麻信用」のロジックはブラックボックスだが、「対人関係」においていわゆる優等生にランク付けられている人と多く接している人ほどスコアが高くなるのだ
20180718付け日経新聞「AI依存どこまで マネー・信用...人生すら」の記事に中国の上海男性の話が下記記述がさらっと載っているがこれは着目すべきだ
「対話アプリは高評価の友人とだけ」
AIのよくわからないブラックボックスのロジックでスコアをあげるために、コミュニケーションをとる相手を絞っていくのだ
これは非常に恐ろしいことではないだろうか?
日本やその他資本主義国でこのようなデータ活用があるとは思えない(思いたくない)が、、、